『認知療法(認知行動療法)』における考え方のクセ・認知の歪みについてまとめていきます。

今回は前回の例の続きです。
例)
昔から完璧主義なため、ミスがあると過度に落ち込んでしまったり、次はもっと大きなミスにつながるのではないか不安
上記の例であれば下記表のNo❶、No❷、No❼、No❽が考えられます。
前回No❶、No❷は前回記載したので今回はNo❼、No❽についてまとめていきます。
❼過度の一般化
『過度の一般化』とは、わずかな根拠で過度な推測をすることです。
今回の例では、ミスをしたときに次はもっと大きなミスにつながるのではないかと不安になる、という点です。
「いつも〇〇だ」「みんな〇〇だ」「きっと〇〇になる」
というように、決めつけてしまいがちな考え方のクセです。
「いつも〇〇だ」➤本当にいつもそうなのか?
「みんな〇〇だ」➤全員そうなのか?
「きっと〇〇になる」➤その根拠は?
このように考えられれば良いのですが。
下に2つ例を出しています。
独立したいと思っているAさん。
独立は長年の夢。
そんな時に友人のBさんが会社を辞めて独立した話を聴いた。
しかし、2か月後事業が失敗し多額の借金が残ってしまったらしい。
Aさんはフリーランスは危険だ。
きっと自分も多額の借金を背負っていくんだ。
と思い、長年の夢を諦めた。
結婚したいと思っているCさん。
出会いがないため婚活パーティーに参加した。
しかし進展することはなくパーティーは終了した。
婚活パーティーは意味がない。
次もうまくいくはずがない。
と思い、二度と婚活パーティーに参加することはなかった。
結果、出会いはなく、結婚の夢を諦めた。

友人のフリーランス失敗の出来事に対して、過度に一般化してしまい、自分も同じことになるに違いないと思い夢を諦めたAさん。
たった1回婚活パーティーがうまくいかなかっただけで、自ら出会いの機会を失ったCさん。
過度の一般化は、きっと○○だと決めつけてしまい不安が大きくなります。
行動範囲が狭くなり機会損失につながります。
また、決めつけが過ぎるため、相手に対して「絶対うまくいかない」等の失礼な言動につながる可能性もあります。

過度の一般化の考え方のクセがある方は次のような対策を講じると良いでしょう。

根拠は?偶然では?矛盾点は?
それでは過度の一般化に至っている次のエピソードに対して対策してみましょう。


少し考えてみましょう。
空欄に記載してみてください。
一応の回答を次に記載いたします。

まだ1回の参加で結論を出すのは早計過ぎます。
孤立ぎみだったのは、たまたまその日既存メンバーで盛り上がる話をしていたかもしれない。
いや、待てよ。初参加の挨拶の時に歓迎の拍手をもらったな。そして「また来てね」と言ってくれる人もいたな。
カウンセリングの一種に『セルフカウンセリング』というものがあります。
上記のように過度の一般化に対してセルフカウンセリングしてみてはどうでしょうか?
いきなり考え方のクセを大きく変えることは難しいです。
なぜなら、長年その考え方で生き抜いてきたからです。
しかし、行動を変えたいと本気で考えるのであれば、なにかアクションを起こさないと変われません。
変わるか変わらないかを決めるのは自分自身です。
カウンセラーは無理に変わらなくてもいいと言います。
えっ?変わらなくてもいいの?
はい。カウンセラーにその人の生き方を決める権利はありません。
ただ、生き辛さを感じている方に対して、このような考え方がありますよということは言います。
繰り返しになりますが、決めるのは自分自身だということです。
❽結論の飛躍(予期の誤り)
結論の飛躍とは、現実的な可能性を検討せずに、否定的な予想をエスカレートさせる考え方のクセのことです。
結論の飛躍は「心の読みすぎ」と「予期の誤り」の2つがあります。
今回のミスが次の大きなミスになる、という考え方は「予期の誤り」という考え方のクセに当たります。
本当に今回のミスが次の大きなミスにつながるのか?
冷静に考えれば確実性がないことは一目瞭然です。
しかし、結論の飛躍に至っている方は、「頭では分かっているけど・・・」と思ってしまいます。
このような方には無理に結論の飛躍の考え方のクセを治さなくてもよいと言います。
えっ?治さなくていいんですか?
はい。
頭では分かっているけど難しんですよね。
だったら無理に考え方を治さなくてもいいんです。
その考え方のクセを持っているな、と自覚するだけで大丈夫です。
なぜならば・・・・・
えー、一旦CMに入ります。
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