CMに入りましたが、前回の続きから。
結論の飛躍の考え方のクセがある方でしたね。
今回のミスが次の大きなミスを起こすに違いない!と結論の飛躍(予期の誤り)がある方。
頭では「今回のミスが絶対に次の大きなミスにつながるとは言えない」ということは分かっているんです。
でも・・・不安が消えないんです。
そのような方には無理に結論の飛躍(予期の誤り)の考え方を治さなくてもよいと言います。
なぜならば、というところでしたね。
考え方のクセとうまく付き合う
考え方のクセは、長年生き抜く上で培った、いわば生きる知恵のようなものです。
すぐにその生きる知恵は間違っていますと言われても、頭では分かっているけど、心が追い付かないというのは当然ですよね。
可能であれば考え方のクセは修正したほうがいいですが、時間がかかるのも当然です。
そのような場合で最も適した表現は
「考え方のクセを修正したいと思っているがいきなりは難しい。だったらその考え方のクセを有効に使うためにはどうすればいいか」
ということです。
つまり『考え方のクセとうまく付き合うということです』
今回の例ではどのようにすればよいのでしょうか?
結論の飛躍(予期の誤り)の有効活用
結論の飛躍とは、現実的な可能性を検討せずに、否定的な予想をエスカレートさせる考え方のクセのことでしたね。
今回のミスが次の大きなミスになる、という考え方は「予期の誤り」という考え方のクセに当たります。
つまり、未来に起こりうることを勝手に悪い方向に予測していることになります。
そういう風な考え方にならないのが最も良いことですが、考えて不安になっちゃうんですよね。
考えてみましょう。
世の中にはリスクマネジメントという言葉があります。
またリスクヘッジという言葉もあります。
リスクヘッジとは、事前につまづく可能性がある石ころを見つけて、避けたり、取り除いたりすることです。
予期の誤りは、自分が石ころでつまづく未来像を勝手に予測して不安がっている状態です。
で、あればリスクヘッジしがいがあります。
石ころを取り除けるということです。
最悪の未来が想像できている人は、事前にリスクヘッジできる人なんです。
まぁ不安が強ければ転がっている石ころの数も多いことでしょう。
もしかすると、1mmの石でも躓くかもしれないと思っているかもしれません。
いいんです。
1mmの石にも躓くかもしれないから。
ただ、1mmの石ころを取り除こうとすると時間と労力がかかってしまいます。
無理に結論の飛躍(予期の誤り)を修正しようとしなくてもいいですが、できれば気にならない石ころの大きさが1mmから10mm、あわよくば10cmと大きくなればいいですね。
認知行動療法では、『認知』考え方のクセ、だけを扱うことはしません。
『認知』考え方のクセを変えるだけではなく、自分が取れる行動に移ってこその認知行動療法です。
あなたは何mmの石ころであれば取り除けますか?
自分ができる行動をちゃんと捉えて、自分にできることをやってみるということです。
120%は出せません。
いえ、100%もそうそう出せるものではありません。
自分ができる行動は100%で目標を立ててもうまくいきませんよね。
80%、60%出せれば御の字です。
ある登山家が言っていました。最も早く山に登る方法は?
「それはゆっくり登ることです。」
最初意味が分かりませんでしたが
100%の力、登山で言うと自分の最も速いスピード(駆け足)で登るとどうなるでしょうか?
当然100%は続きません。疲れて30%20%でしか登れなくなるのは目に見えています。
自分の無理のない60%くらいの力でできることをやりましょう。
それが一番の近道です。
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