『認知療法(認知行動療法)』における考え方のクセ・認知の歪みについてまとめていきます。
今回は例を出して考えていきます。
例)
昔から完璧主義なため、ミスがあると過度に落ち込んでしまったり、次はもっと大きなミスにつながるのではないか不安
このように完璧主義な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どのような認知の歪みがあるのか?
完璧主義の方は『マイルールによる歪み』があることが多いです。
また、人によっては『予測と判断の歪み』も含んでいる場合があります。
上記の例であれば下記表のNo❶、No❷、No❼、No❽が考えられます。
1つずつ見ていきましょう。

❶全か無か思考・白黒思考
出来事を○か×か、白か黒かの2者択一で判断しがちな考え方です。
あるプロジェクトでミスしてしまった。
結果としてうまくいったとしても、自分のミスで滞らせてしまったため、〇か×でいったら×だ。
自分がやるべきタスクが30あったが、そのうち1つのタスクでミスしてしまった。
ミスをするなんてダメだ。
このような考え方のクセがある方もいらっしゃいますよね。
本来29のうまくやり遂げたタスクがあるにもかかわらず、また全体の結果としてうまくいったプロジェクトだったとしても、ダメだ、と考えてしまう完璧主義者の方に多い認知の歪みですね。
言うまでもなく29の成功と30の成功であれば、30のほうが良いでしょう。
しかし、29の成功・1つのミスでダメだと考えるのには無理があります。
その1つのミスで全体としてうまくいかなかったプロジェクトであれば、ダメだ、と考えるのは自然な認知かと思います。
が
結果はうまくいったのです。
それが事実であり、そのプロジェクトは成功したのです。
❷べき思考
また、ミスをしてはならない、ミスすべきではない、という私的な思いが過剰であった場合も同等のことが言えます。
たしかにミスはない方が良いですし、ミスしたことを反省したり、時には落ち込むこともあるでしょう。
べき思考の方は、口癖として「〇〇すべき」「〇〇しなければいけない」という言葉を発していることがあります。
一度、ご自身で許せる範囲と許せない範囲を紙に書きだすと「べき」が見えてきます。
しかし、べき思考すべてが悪いわけではありません。
自身が辛くない範囲でのべき思考は、信念や大事にしている思いとして、社会に適応した生き方につながっていることもあります。
例えば、私の場合、
電車に乗っているとき、高齢の方に席を譲るべき、妊婦の方に席を譲るべきという「べき思考」があります。
この「べき思考」はどうでしょうか?
ここで言いたいのは、その「べき思考」によって自分自身が生き辛くなっていないか、ということです。
「べき思考」全てが悪いわけではなく、生き辛い「べき思考」であれば考え方を変えていきましょう!
長くなってきたので、No❼、No❽は次回にまとめます。
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